間取りで重要なリビング階段

リビング階段とは2階へ続く階段が廊下ではなくリビングに設置されている設計を指し、
「リビングイン階段」と呼ばれることもあります。
2階へ行くためには必ずリビングを通る間取りとなっているので、家族が顔を合わせる機会が増え、
コミュニケーションが密になると言われ、人気の高い設計です。

リビングに冷たい空気が入り込まないよう、玄関とリビングの間にリビングドアをしっかり設ける、
玄関とリビングドアは一直線にならないように設計するなどの設計時の配慮が大切です。

また、2階の窓の位置も重要です。階段真上に窓があり、窓下の暖房がない場合、コールドドラフトと言われる窓ガラスに触れて冷たくなった空気が、階段に沿って1階に降りてくるので寒くなる可能性があります。
・間取りで考えるべきリビング階段
注文住宅などを考える時、階段の大きさや形はもちろん、位置も悩みます。
階段は本来、廊下から繋げていくというのが通例です。
しかし、物件によってはリビング階段として設置するということも可能です。
実際にリビング階段にすればデッドスペースも少なくできます。

日本では廊下から階段に繋げるということが多いですが、リビング階段は海外でも主流の間取りとなっています。
階段の下に収納スペースを作ったり、ソファやテレビなどを置いたりすることもできます。
もちろん、本来階段を設置するスペースが必要なくなるので、坪数が少ない物件であっても、ある程度広さを確保することができます。
ただ、リビング階段となると、子供たちが嫌がることもあります。
必ずリビングを通らなくては二階に行けなくなるので、一階の生活導線をどうするかも考えなくてはなりません。
スペースを有効活用することはできるのですが、メリットとデメリットをしっかり考えて作っていくことが必要となるでしょう。

階段のデザインに配慮をしたり、暖かい空気を循環させる、玄関からリビングへの冷気の吹き込みを防ぐ間取りにするなど寒さ対策は可能です。
寒さを防ぐために「断熱性能」も重要ポイントになりますが、アイフルホームの注文住宅では、暖かく快適な室内環境を実現しています。